大容量のCO2吸着を実現した「高性能CO2吸着材：ソフトエラストマー材料」で天然ガス供給インフラに革新的インパクトを起こす

現在、天然ガスは日本の一次エネルギー供給の４分の１程を占めており、日本は世界第一位の輸入大国でもあります。近年の脱炭素化トレンドの中にあっても、燃焼時のCO2発生量が小さな天然ガス需要が大きく増加することが予測されており、安定的な天然ガス供給のためにガス田開発需要は更に高まると考えられます。しかし、未開発の天然ガス田においては、遠洋海域にあることや、高濃度CO2処理に高いコストが掛かることなどが、採掘を進められない大きな課題となっておりました。そのため、海洋ガス田開発に用いる浮体式天然ガス採掘・製造設備へ適した経済合理性のある高濃度CO2処理技術が長年求められておりました。
国立研究開発法人物質・材料研究機構は、STARTにおいて事業プロモーターであるユニバーサル マテリアルズ インキュベーターと共に、画期的なコンセプトを基に高効率・省スペース・高耐久性・低コスト処理を実現する「高性能CO2吸着材によるCO2回収システム」の事業化・社会実装によって世界のエネルギー供給課題解決へ挑戦致します。