Provide 1 billion people with PFAS safe water by 2030
2030年までに世界で10億人にPFASフリーの水を届ける

Puraffinity Ltd.

事業概要

Puraffinity(ピュラフィニティ)は独自のPFAS分離除去ソリューションを開発する、Imperial College London発の環境技術スタートアップです。永遠の化学物質と呼ばれるPFASは住宅、商業施設、工業廃水の各市場セクターでの水処理における大きな課題となっていますが、PuraffinityはPFAS除去におけるフロントランナーとして、高性能吸着材料の設計を通じて材料の面から市場課題を解決しています。

現在PFAS処理には、粒状活性炭やイオン交換樹脂が利用されていますが、こうした既存技術では厳格化するPFAS規制に十分に対応することができません。

一方で、PuraffinityのPFAS吸着剤は、PFASへの選択性を持ち、一般的な活性炭やイオン交換樹脂よりも10倍の流量処理能力をもつことで、幅広いPFAS種に対して有効である他、環境への影響が大きい短鎖PFAS除去への有効性が高く、独立した第三者機関による検証では3倍以上の長寿命が確認されています。

マネジメントインタビュー

Henrik Hagemann
CEO & Founder

会社設立経緯

私は環境問題に取り組むことを目的としてPuraffinityを設立しました。学生時代に世界中をツーリングした経験の中で、現代の工業化による環境破壊を目の当たりにしたことから、Imperial College Londonでバイオエンジニアリングを専攻し、先端材料と合成生物学を学びました。在学中に参加した世界最大の合成生物学コンテスト(iGEM)で2位に入賞した経験と、同時期に執筆した論文が影響力の高い論文雑誌に掲載されたことで、取り組んでいた技術的アプローチの有望性が立証されたことが、会社を立ち上げるきっかけとなりました。

設立後の日々

Puraffinityは立ち上げ時より、先端材料分野をリードする会社を目指してきました。その過程で、英国No.1のバイオテクノロジー・スタートアップを決めるコンペティションBioStartでの優勝や、権威ある助成金交付機関であるEICアクセラレーター、英国政府傘下のInnovate UK等からの補助金の獲得といった成功体験を通じてイギリスのディープテック界で認められる存在となりました。

また、PFAS処理というアンメット・ニーズに対する卓越したラボ・パフォーマンス・データを開発した実績から、ロンドンを拠点とするVCのKindred capitalとCVCのHG Venturesからアーリーステージのシード資金を調達したことが、現在の会社の成長に繋がっています。

今後の事業展開

Puraffinityは、研究開発ステージから商業ステージへと完全移行している段階です。生産面では、NSFの認証取得後に2022年には5トン/年だった生産量を今後100トン/年まで拡大する予定です。今後の事業展開としては、自動車産業、化学メーカー、mRNAワクチンメーカーや半導体産業などPFASのユーザー企業に焦点を当て、大手企業との販売契約を締結することが、事業開発の重要なステップとなると考えています。

組織体制では、1年半以内に倍増近い要員拡大を予定しています。

UMI担当者コメント

Puraffinityへの投資後のハンズオンサポートに従事し、当社のグローバル展開、企業価値向上のためのLP企業をはじめとする事業会社との協業サポート等を行っております。
PFASが水処理の重要課題として注目される中、当社は様々な種類のPFASに対する選択性と優れた処理能力を持ち、既存技術に対して高い競争力を有しています。今後、水処理の面から世界中の人々へインパクトを与える企業になることを期待しています。

角田純一

プリンシパル